| (73)プロたちのOB会〜川奈は総勢40人を超える大世帯 |
番組名:伊豆伊東のゴルフ物語 |
更新日(2020/04/11)

プロゴルファーたちには、それぞれが育ったゴルフ場やプロへの道を歩いてきた時代の人間関係を確かなものにすべく、OB会という組織がある。戦前に創設されたゴルフ倶楽部に多い。古くは川奈ホテㇽのゴルフ場を本拠とする川奈会(現会長・杉本国明)がある。総勢40人を超える。ついで東京駒沢会(会長・川井隆)は30人の大世帯だ。
川奈会は戦前の発足で、オーナーの大倉喜七郎が久美子夫人とともに盆と正月にプロや従業員に心づけを渡していたのが発端らしい。その大倉夫妻の志を、所属プロだった村上義一が、親睦ゴルフ大会の賞に当てた。これが川奈会のプロたちに与えられる賞金の発端といわれる。
当初の目的は従業員の慰労会だったようだが、夏場になると海水浴、釣りなどを楽しむ一般客がこれに加わり、にぎやかな会になった。
戦時中は男子プロの多くが兵役に服したために人数が減り、一時休会に追い込まれたが、1952(昭和27)年ごろに復活し、競技本位の会に様変わりしたらしい。
川奈から地方(広野GC)へ移籍した石井哲雄(広野)らは、お里帰りの際には川奈会に参加して健在ぶりを発揮していたが、こんな快挙がある。ある時の川奈会で、難攻不落の富士コースをコースレコードに匹敵する64(32・32)で回っている。川奈会では大叩きすると罰金を科せられ、ゴルフ場の補助と合わせ、会の運営費に充当しながら、延々と続いている。
《写真・石井一族の代表格・石井廸夫(左端)〜1956年のカナダカップで林由郎と組んで団体4位タイの好成績を出した》
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