| (63)わかな会ゴルフ大会〜きっかけは世界アマチュア・チーム選手権の開催 |
番組名:伊豆伊東のゴルフ物語 |
更新日(2019/12/12)

川奈をあえて『わかな』と言い換え、わかな会として、定期的に川奈のコースでゴルフを楽しむ同好の士の集いがあった。
リーダーは日本ゴルフ協会の会長を歴任した石井光次郎さん。会が誕生する経緯は1962(昭和37)年の第3回世界アマチュア・チーム選手権が川奈コースで開催されたところにある。主催した日本ゴルフ協会は会長の石井さんを筆頭に副会長の野村駿吉さんらが、英語に堪能なスタッフを集めて日本のゴルフ界の名誉をかけ万全の態勢で選手権の開催に取り組んだ。結果は5年前のカナダカップをしのぐ成功で、世界に向けてゴルフ日本の信用が高まった。
この成功を後世に伝えたいと、当時役員を歴任した方々が『わかな会』という会を作り思い出の川奈を舞台に定期的にゴルフ大会を開いていた。
メンバーは石井、野村両氏を筆頭にアマチュアの三好徳行さん、女子ゴルフの大御所、阿座上秋子さん、帝国ホテルの犬丸一郎さん、ビクターの社長を務めた岡正五さんら。
会は定期的に開かれていたが、時代の流れとともに一人去り、二人去りで開かれなくなってから久しい。世界アマチュア・チーム選手権はオリンピックの精神を踏襲し、ゴルフ競技を通して世界の若者が手を結び、平和を守ろうとするところに狙いがある。
ところが、いま世界のゴルフは、プロ全盛期である。すべてプロ志向が強いことからアマチュアの精神を論じる機会がなくなっている。手持ちのバッジを交換したり、ユニフォームを交換したりの交流の習慣を忘れ去っている。『わかな会』はそんな風習を後世に語り継ぎたいというところに狙いがあったようだ。
《写真・わかな会のメンバー》
|