| (41)杉本伊代子、川奈のプロに登用される〜女子プロを目指す同好会に参加 |
番組名:伊豆伊東のゴルフ物語 |
更新日(2019/04/05)

杉本伊代子が女子プロゴルファーとして川奈ゴルフ場の専属になったのは昭和31年の1月のことで、20歳の春だった。陳清水の奥さんふみ子によると『伊代子はプロになる以前からアプローチとパッテイングがうまく、川奈でのベストスコアは78だった』という。
オーナーの大倉喜七郎は杉本の存在を知り『このままキャディーをやらせておくのは惜しい。プロとして来場者相手にコースでレッスンをやらせよう』と専属プロに迎えた。一方、大倉はプロゴルフ協会に対して杉本をプロとして公認するよう働きかけたが、プロとは男子のみで進展はなかった。
その時代のゴルフ界の背景として女子は奥様ゴルファーの活躍が顕著であったからだ。アマチュアの競技として関東女子選手権が創設されたばかりだから、女子プロの存在なんて眼中にない。
そこで杉本は果たしてプロとして可能かどうか。テストの意味合いも込めて当時、暖香園の北岡家との交流の深かった伊沢鈴子さん(昭和30年の関東女子ゴルフ選手権優勝者)が同伴で川奈コースをプレーすることになった。結果は『18ホールを二人とも78のスコアで回った。そこで杉本はプロとしてOKの太鼓判が押された』(北岡氏談)
その時代は女子プロの組織はなく、杉本は女子プロを目指す20人ほどの同好会に参加して腕を磨いた。
《写真・伊代子のプレーにプロとしてお墨付きを与えた伊沢夫人》
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