| (45)同好会の内紛解決に三好氏が動く〜組織の分裂騒ぎ後にプロを名乗る〜 |
番組名:伊豆伊東のゴルフ物語 |
更新日(2019/05/17)

昭和36年4月に発足したゴルフ場女子従業員のプロを目指す28人のサークルは、松島杲三(フタバゴルフショップ経営者)の肝いりで順調な滑り出しを見せた。毎月、関東周辺のゴルフ場で合宿練習や競技会を開いて腕を磨いていた。ところがある日のこと、メンバーの中から運営に関して不満の声が出た。
『賞金が安い』(月例競技の優勝者は5万円)とか、『主宰者松島のワンマンぶりと組織の私物化に不満がある』という内容で、18人の脱会者が出た。昭和38年8月のこと。当時の新聞報道では脱会者は新井敬子以下清水和子、杉本伊代子姉妹、二瓶綾子らで8月21日、銀座で記者会見を開き、現在のやり方ではプロとしての発展性に乏しい、と訴えた。一方の松島側は『脱会は一部の者の策謀に過ぎない。誤解続きの内紛だ』と反論して、同好会は二派に分裂した。
しばらくして、内紛解決にアマチュアゴルフ界の大御所の三好徳行が動いた。三好は女子プロ協会の相談役で『組織が二つに分かれていては、ゴルフ界から相手にされなくなる』と切り出して松島を説得した。松島は説得に応じ『今後は自主的に運営してもらいたい』と同意して脱会組を無条件で復帰させた。
亡き杉本伊代子は『松島さんからみんなで自主的にやって欲しいといわれ誤解が解けました。今後はレッスン、競技面で強化を図ります』と語っていた。昭和42年6月、関東プロゴルフ協会内に女子プロ部が設置された。晴れてプロという文言を使えるようになった。樋口久子の師匠、中村寅吉が部会長に就任した。
《写真・女子プロの内紛解決に動いた三好徳行氏》
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