| (48)関東女子ゴルフ選手權始まる〜初代チャンピオンは伊沢鈴子夫人 |
番組名:伊豆伊東のゴルフ物語 |
更新日(2019/06/14)

日本は太平洋戦争に敗れ、戦後の混乱、食糧難の時代から脱却できたのは昭和20年代の半ばである。プロ野球は赤バットの川上、青バットの大下が人気者になり、アマチュア野球は東京六大学野球が大勢の観客を集めた。ゴルフはアマチュアの全盛期で、日本に駐留した米軍のお陰で芋畑になっていたコースの復元は早かった。
昭和24年には日本プロ選手権が我孫子ゴルフ倶楽部で開かれ、林由郎が優勝した。アマチュアはその年の秋に日本ゴルフ協会が復活し、翌年度事業として日本アマチュア選手権などの開催を決め、ルールは米国のものを採用することになった。
日本に駐留した米軍の影響などもあり、婦人連のゴルフ熱は高まった。戦前からクラブを振っていた婦人方、戦後仲間入りした新旧の婦人ゴルファーたちがせっせとゴルフ場通いをした。
ゴルファーが増えれば競技を開きたくなるのはスポーツの世界では当然のことで昭和30年には関東ゴルフ連盟が関東女子ゴルフ選手権を創設した。その第1回大会は同年6月2・3日の2日間、千葉県の鷹之台カンツリー倶楽部で開かれ、参加者は26人だった。カンツリー倶楽部の会員だった伊沢鈴子夫人が36ホールのプレーで175(85・90)のスコアでチャンピオンになった。この伊沢夫人は日本における女子プロ第1号になった杉本伊代子と川奈子コースでプレーし、杉本のプロとしての素養に合格の太鼓判を押した女流ゴルファーである。
《写真・伊沢鈴子》
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