| (43)女子プロの卵の旗揚げ〜従業員ゴルフ大会 |
番組名:伊豆伊東のゴルフ物語 |
更新日(2019/04/23)

鎌倉のゴルフ場で働いていた原田経子(元日本女子プロゴルフ協会員)が、切々と訴えた一件に、心を動かされた松島杲三(フタバゴルフ経営者)は、女子プロを育てようと決めた。だが、松島の周囲は『本当に女子プロを育成できるの?』と疑問視する声が強かった。
競技会を開くといっても、キャディーの親睦ゴルフ会程度にしか見られなかった。いざ、月例競技をやるとなると運営費や賞金の工面をしなければならない。優勝者には数万円の賞金が必要だ。松島は先ず競技会の開催を決めた。昭和36年の4月のこと。会場は東雲GC。東京湾の埋め立て地にあった18ホールの会員制のゴルフ場だった。いまはこの一帯は有明テニスの森公園となり、2020年の東京オリンピックではテニス会場になる。旧東雲GCは昭和27年に開場したが、56年に閉鎖されて、いまは栃木県に移転している。
さて、松島氏の発案で実施された女子プロの卵たちのゴルフ大会は、当初『全日本ゴルフ場女子従業員選手権大会』という名称だった。集った競技者は28人。ゴルフ場やゴルフ練習場で働いている若い女性たちだった。競技は27ホールストロークプレー。当時はプロとは名乗らず、あえてゴルフ場女子従業員ゴルフ大会としたのは、プロとして通用するような腕前ではなかったからだ。競技は二瓶綾子がプレーオフになり、二瓶は杉本伊代子を降した。
《写真・ 現在の有明テニスの森公園》
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