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(38)日英皇太子の親善ゴルフ 番組名:取材メモ・写真に見る日本のゴルフ史

更新日(2021/08/18)

  1922(大正11)年、4月19日のこと。日英皇太子による親善ゴルフが東京・駒沢にあった東京ゴルフ倶楽部のコースで行われた。日本の皇太子(昭和天皇)と英国のプリンス・オブ・ウェールズ殿下(エドワード8世)が9ホールのマッチを楽しまれた。

  競技は日本側が大谷光明(日本ゴルフ元会長)、英国側はハルゼー随員がそれぞれの皇太子のパートナーを務めた。

  プレーは当初、9ホールの2ボールフォーサム(同じサイドが交互にボールを打つ競技方法)が予定されていたが、英国の皇太子の要望で短時間に沢山楽しみたいということから競技方法は4ボール(それぞれが自分のボールを打ち、よいスコアを採用)のベストマッチに変更された。

  さて、プレー当日のコース周辺の警備は、倶楽部の申し入れで制服の警察官の立ち入りを断り、会員が各ホールに2人ずつ配置されて警護に当たった。

  プレーは日本側が第1打を打たれたが「チョロ(この時、王者空振り。という名表現が生まれた)」で、英国側が1アップ。2番は引き分け。3番で英国の2アップ。4番は日本がアップしたが、結局、英国が1アップで勝利。競技後、両皇太子ともご機嫌麗しく倶楽部会員との記念写真撮影に応じられた。英国の皇太子は葉巻を揺るがせながら『エンジョイした。リンクスも見事だ』とお褒めの言葉を残し、次の訪問地日光に向かわれた。

  この日、英国皇太子のキャディーを務めたのは西園寺八郎(貴族院議員・宮内省では皇太子時代の昭和天皇補佐官)の子息『公一』さん。日本の皇太子のキャディーは高木喜寛(医学者・貴族院議員)の子息『秀寛』さんだった。

《写真・日英皇太子による親善ゴルフマッチにおける英国皇太子のショット》