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(21)JGAの団旗とパレード 番組名:取材メモ・写真に見る日本のゴルフ史

更新日(2021/03/21)

  日本ゴルフ協会には団結の象徴である団旗(JGAの旗)があるのをご存じだろうか。

  JGAの旗ができたのは1938(昭和13)年、日本体育協会の主催で『国民精神作興国民大会』が行われた時だった。深紅の布地に金色の大鵬がボールをくわえ、勇壮に飛び立とうとしている図案である。大鵬はひと飛び9万里という空想の動物だ。この催しには当時、体育協会加盟の27団体が参加して、日比谷から九段にかけて5千人のアスリートが勇壮に行進した。ゴルフ協会はこの年、体育協会に加盟したばかりで、旗手はプロゴルファーの浅見緑蔵が務めた。

  2度目のお披露目は1959(昭和34)年、皇太子(現上皇陛下)ご成婚をお祝いするスポーツ祭のパレードだった。この日はあいにくの雨で、会場は国立競技場から急遽、千駄ヶ谷の東京都体育館に変更され、日本ゴルフ協会役員の小寺酉二、細川護貞らが元気に行進した。旗手は石本喜義(前年日本アマチャンピオン)が務めた。

  3度目は、東京オリンピック翌年の1965(昭和40)年10月10日、国立競技場で行われた『体育の日』制定記念パレードに参加した時。旗手は学生ゴルファー中川好正が務めた。陸上や水泳、ラグビーなどの協会と肩を並べてゴルフ協会からは関東学生ゴルフ連盟の男女学生が元気よく行進した。東京オリンピックといえば思い出されるのは開会式の日だ。雲一つない秋晴れに恵まれ、開会の模様を伝えるNHKのアナウンサーは『世界中の青空を東京に集めたような秋晴れです』とアナウンスした。

  この団旗は戦時中、東京GCの倉庫に保管されていた。1954(昭和29)年のある日、眠っていた旗が見つかり戦争の苦しい時代をよく生き延びたとゴルフ界の話題になった。

《写真・「体育の日」制定を記念したスポーツ行進に参加したKGA団旗》