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(35)昭和天皇のゴルフィング 番組名:取材メモ・写真に見る日本のゴルフ史

更新日(2021/07/20)

  昭和天皇は明治、大正、昭和と激動の時代を歩まれて在位は60年に及んだ。ご公務の余暇には海洋生物や植物の分類研究を続けてこられた。著書も多数あり、国民には《科学者天皇》という印象が強かった。

  一方、スポーツの分野では、日本のゴルフ界における草創期からのゴルファーだった。

  昭和天皇のゴルフとの出会いは1917(大正6)年に遡る。16歳の皇太子時代に、侍従や傳育官の手ほどきを受けながら赤坂離宮でボールをお打ちになられた。翌年には箱根の仙石で初めてコースを回られた。だが思うようにボールには当たらず、飛ばずで、半べそをかきながらコースを回られたそうだ。

  そこで、ゴルフが上達するよう、沼津の御用邸近くの鈴川海岸に練習用のコースが造られた。ここで何度か練習をされたそうで、その記念碑(皇太子殿下御散策の跡)がこの地に残されている。

  昭和天皇は、1921(大正10)年に欧州各国を歴訪、摂政宮就任。その後、ご結婚や天皇即位という多忙な毎日を送られたが、その間も、最も愛したスポーツはやはりゴルフだった。

  1922(大正11)年には英国の皇太子が来訪され、東京・駒沢にあった東京ゴルフ倶楽部のコースで日英皇太子による親善マッチが行われた。

  昭和天皇は1917(大正6)年にゴルフと出会った。そして、1939(昭和14)年38歳の時、那須の御用邸のコースでプレーなさったのを最後に、ゴルフバッグを封印なさった。その間22年にわたり、昭和天皇のおそばにゴルフがあった。

《写真は鈴川の近くに残る天皇がお越しになった記念碑》