| (2)女性キャディーの登場 |
番組名:取材メモ・写真に見る日本のゴルフ史 |
更新日(2020/10/19)

今日、ゴルフ場で働くキャディーといえば、プレーヤーにとって、コースを熟知した大事なパートナーだが、女性キャディーの登場は比較的歴史は新しい。日本に会員制のゴルフ倶楽部が生まれたのは1913(大正2)年のこと。その頃は外国を見習って少年達が雇われてキャディーを務めた。ところが、日本は昭和の時代に入ると戦時色が強まり、青年たちは兵役に服し、ゴルフ場は人手不足に悩んだ。とりわけキャディー役が不足し、キャディー役を若い少女達に託した。キャディー役は頑強な少年の仕事だったが、少女にバトンタッチされて新しい歴史が流れ出した。
少女のキャディーは、欧米では珍しくない。1930年代には女性の競技には少女キャディーが付き添っていた。日本で少女のキャディーが登場したのは昭和10年代に入ってから。神奈川県下にある相模カンツリー倶楽部だった。
キャディーの人材不足は戦後も続き、関東にある各ゴルフ場は女性キャディーを本格的に雇用して女性の職場であることを確立した。
地方町村から集団就職の形で人材を確保したゴルフ場もあり、宿舎を建て、花嫁修業が就職のプログラムに入っていた。やがて家庭の主婦が登場した。キャディーの業務が機械化され、業務の内容はバッグを担ぐ仕事からバッグを乗せたカートを引っ張ることに変わった。現在はプレーヤーを載せた常用カートを運転するまでになり、機械力の進歩による顕著な変化で、暑さや寒さの環境の厳しさを除けば、健康で実入りいいアルバイトといえようか。
《写真・女性キャディーが脚光を浴びるきっかけになった昭和29年の日本オープン選手権〜東京GCで》
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