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中部、学生タイトルより早く日本アマを制す 番組名:学生ゴルフの足跡

更新日(2012/10/10)

 昭和30年代中ごろからの男子学生ゴルファーの活躍は、まことに目ざましいものがあった。 その筆頭は関西の中部銀次郎(甲南大)だった。 大洋漁業(プロ野球・元横浜大洋のオーナー企業)を創業した中部一族の御曹司として育った中部銀次郎は、1960(昭和35)年、19歳で日本アマのメダリストとなり、翌36年には同大会でメダリストとなったのち、マッチプレーの決勝進出。 3年目の37年大会には、3年連続メダリストとなり、さらにマッチプレーを勝ち抜いて優勝した。 ストロークプレー、マッチプレーのどちらにも見事な技量を発揮して、学生のタイトル(日本学生選手権)を制覇(昭和38、39年)する前に、早々とアマチュアの日本ナンバーワンとなったのは、学生ゴルフの台頭という点で実に驚くべきことだった。 中部はその後も日本アマに勝ち続け、1978(昭和53)年までに計6回優勝して、同大会の歴代最多優勝記録を樹立した。

関東の学生界に目を転ずると、中部と同時代に名を挙げたのが、昭和36、37年、日本学生を2連覇した明治大学の小室秀夫。 明治大学からの学生ナンバーワンは、戦前の1939(昭和14)年に優勝した久保田瑞穂以来で、22年ぶりの快挙だった。 関東の学生界では戦後しばらく、慶應義塾大学勢が盛名を誇っていた。 しかし、関東学生選手権では1959(昭和34)年に田中誠(法政)が優勝したのをきっかけに慶應勢の独壇場が崩れ、35年は佐藤俊紀(立教)、37年・小室秀夫(明治)、38年・遠藤洋三(立教)、40年には島崎正彦(早稲田)と、慶應以外の各校からも次々に優勝者が生まれた。 さらに1963(昭和38)年の東京中日杯関東学生では、成蹊大の岩田厚生が、同大学からの初の優勝者となるなど、トップレベルの学生プレーヤーの輪が年々、広がってきたことが証明された。

一方、学生界以外への学生プレーヤーの進出も目立った。 1959(昭和34)年5月の関東オープンでは柿本亮司(慶應義塾)がベストアマとなり、同年10月の関東アマに田中誠(法政)が優勝した。 学生トップ・プレーヤーだった中川好正(慶應義塾)と関根宏一(明治)がゴルフの本場アメリカでゴルフの腕を磨こうと、渡米した(1962/昭和37年)のも、当時としては、きわめて珍しい出来事だった。 帰国後、中川は昭和38年10月の関東アマで決勝まで進み、40年の日本アマではメダリストとなった。



《写真上》
1960(昭和35)年、第2回世界アマチュア・チーム選手権の日本代表〔左から田中誠(法政)、石本善喜(甲南)、金田武明(早稲田)、中部銀次郎(甲南)〕

《写真下》
1963(昭和38)年、第1回アジアアマチュアチーム選手権で優勝、優勝盃を囲む日本チーム〔左から鍋島直要、富田浩安、広瀬義兼、吉川隆之、石本善喜、三好徳行=いずれも学生ゴルフ経験者〕》