日本プロゴルフ殿堂4氏を顕彰〜中嶋常幸さん、佐藤精一さんら |
番組名:孔球偉人列伝 |
更新日(2019/01/31)
日本プロゴルフ殿堂(松井功理事長)では1月24日、第7回目の顕彰者4氏を選出して発表した。大勢の男女のプロの中から、ノミネート委員23人の投票で顕彰者が選ばれ、レジェンド部門は佐藤精一さんと小林法子さん。プレーヤー部門は中嶋常幸さん、森口裕子さんにそれぞれ決まった。表彰式は3月22日(金)午後2時半から、パシフィコ横浜のジャパンゴルフフェアの会場で行われるが、顕彰者4氏は出席の予定。
▽レジェンド部門(順不動)
・佐藤精一 昭和7年、大分県の生まれ。18歳で我孫子GCにキャディに採用され昭和30年、23歳でプロテストに合格。師匠は我孫子のヘッドプロだった山本増二郎。林由郎、染谷彰一らの先輩プロたちの指導を受ける。昭和36年、新設の袖ヶ浦CCに移籍し、同41年、ホームコースでの日本オープンで競り合っていたベテラン戸田藤一郎を振り切って初優勝して脚光を浴びた。この競技の最終ホールで10数メートルの超ロングパットを沈めたのが話題になった。
小柄ながら多彩な技術を身に着け、スウィングにスピ―ドがあり『早打ちマック』というニックネームがつけられていた。86歳。
・小林法子 ゴルフ界入りは千葉県の中学を卒業後で、練習場の事務員として勤務した。来場するアマチュアゴルファ―たちと会話を交わすうちに、その会話からゴルフ技術を身に着け、ゴルフ場勤務が始まる。袖ヶ浦CCに入ってから本格的に修行し、草創期の女子プロゴルフ界を支えた。昭和48年に日本女子オープンに勝ち、以後9勝を記録している。平成20年から3年間、女子プロゴルフ協会の副会長を務めた。74歳。
▽プーレーヤ―部門
・中嶋常幸 昭和29年、群馬県生まれ。昭和48年、18歳で日本アマチュア選手権優勝してプロ転向。父・巌氏の指導で腕を磨き、昭和52年には22歳の若さで日本プロ選手権に優勝、昭和58年には年間8勝を記録した。昭和60年には年間獲得賞金額が1億円を突破した。
平成29年にはスポーツ功労者文部科学大臣顕彰を受賞。日本プロに3勝、日本オープン4勝するなどツアー優勝通算48勝を記録している。64歳。
・森口祐子 富山県出身で、父親の勧めでゴルフを始め、名プロ井上清次に弟子入りして腕を磨く。昭和50年、20歳の時にプロテスト競技に合格して競技に出始め、同53年のワールドレディースが初勝利。59年に家庭に入り、出産後、競技にカムバックして日本女子オープンなど5勝を挙げている。
夫君は皮膚科の開業医で、ゴルフに理解があり、競技出場に理解があり、ママさんプロとして通算41勝をマークしているのは夫君の理解が大きい。競技から離れているが、テレビ解説を乞われ、女子プロの存在アピールに懸命だ。63歳。
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