サム・スニードのかつら 番組名:ゴルフ温故知新

更新日(2022/07/08)

  サム・スニード、ベン・ホーガンといえば、1940年代以降のアメリカゴルフ界を代表する世界的な名ゴルファーだが、スニードは1950年代に来日して華麗なスウィングを知る日本のゴルフ愛好家は多い。日本で初めて開かれたカナダカップにアメリカ代表としてプレーしているので中折れのスニードハットを知る愛好家も多いだろう。

  だがホーガンは何度か来日を要請されたが、来日は実現しなかった。スニードはクラブメーカーの支援で数回日本にやってきたが、1957(昭和32)年のカナダカップでは全参加国代表による会合で珍しいかつらをかぶって登場した姿に各国の代表たちは嬌声を挙げて目を向けた。

  スニードのハットに隠れている萃は、見事なつるっぱげで、スニードはハウス内でも脱帽するのは稀だった。

  この日の夜の帝国ホテルでの会合では、かつら頭のスニードに気が付く出席は少なく、司会者から『ミスター・サミエル・ジャクソン、スニードUSA』と呼ばれて驚きの声が上がったほどだった。

  一説によると、このかつらのお値段は数万ドルといわれる高級品で、スニードにとっては愛用のゴルフクラブの何倍もするお値段だったと噂されていた。

《写真/サム・スニードのかつら頭》