クラブ造りの職人はプロの元祖 番組名:ゴルフ温故知新

更新日(2021/10/19)

  ゴルフ発祥の地は、英国のセント・アンドルーズといわれる。最も信頼される説は、羊などの家畜動物を放牧し、これを管理していた牧童たちが羊を追う杖で、石ころを叩き、兎の穴に入れたのが始まりという。その穴らしいものがセント・アンドルーズのコースの中にあるそうだ。しからばそのゴルフのプロの起源は?というと、はっきりしている。

    ゴルフのプレーはプレークラブでボールを打ち、目標のホール(穴)に入れる数を競うゲームだ。叩く数の少ない方が勝ち。そのボールを叩く道具はプレークラブと言い、ゴルフ発祥の地でつくられていた。町を歩いてみると、道具の販売、製造、修理をするショップが並んでいて、オークタローニーやトム・モリスという名称のショップがある。

    ゴルフ草創期におけるクラブ職人たちの名前で、クラブづくりの職人がプロゴルファーといわれる原流だ。

    1860年に英国のオープンゴルフ選手権が始まったが、当初の優勝者たちはクラブ職人で占められていた。勝てばその職人がつくったクラブがよく売れた。

    日本でもプロの原点は似ている。1903(明治36)年に、神戸の六甲山上に日本で初めてのゴルフ場ができた。これが神戸GCで、ここにもクラブ修理の職人が生まれ、やがてプロゴルファーといわれた。福井覚治という人物。プレーの技術も優れ、1926(大正15)年に第1回の関西オープン選手権に優勝している。

《写真・アンドルーズの全景》