更新日(2016/06/22)
今年のUSオープンゴルフ選手権は米国ペンシルべニア州のオークモントCCで6月20日(日本時間)に最終日のプレーが行われ、アメリカのダスティン・ジョンソンが72ホールを通算-4の276打で回り、2位のS・ローリー(アイルランド)らに4打差をつけて初優勝を飾った。 オークモントCCはアメリカ国内においては名門といわれる伝統ある倶楽部で、1903年に実業家ヘンリー・C・フォネス氏によって創設された。コースの完成後、子息のウィリアムさんと、大きな競技を開催するにふさわしいコースといわれるように改造が加えられ、アメリアでも屈指の名コースといわれるようになった。 ここで最初のオープン選手権が開かれたのは1927(昭和2)年。以後オープン選手権を開催するにふさわしいコースとしてこれまでに8回の大会が開かれている。 この間、日本のゴルフ界とゆかりがあるのは、いまから81年前の1935(昭和10)年、日米対抗戦のため渡米した6人のプロがここで開かれたU.S.オープン選手権に出場していることだ。 安田幸吉、浅見緑蔵、宮本留吉、陳清水、中村兼吉、戸田藤一郎の6人で、遠征中の一行は予選免除の特典を与えられ、本選に出場した。このうち、中村兼吉一人が後半戦に進み、72ホールを325打で回って58位タイの成績を残した。大健闘した中村はプレー後ラジオのインタビューを受け、鹿沼豊団長の通訳で、中村一世一代の声が全米にくまなく流れた。 一方、アマチュアにとってもご縁の深いところは、知る人ぞ知るであろう。1960(昭和35)年、世界アマチュアチーム選手権の第2回大会がオークモントで開かれている。日本は中部銀次郎、金田武明、石本喜義、田中誠というアマチュアの精鋭で臨み、32か国中、団体16位になった。この時の団体優勝は地元のアメリカで、個人戦はジャック・ニクラウスが269打で制している。 今回の日本勢は宮里優作が23位タイ、谷原秀人が51位タイと健闘した。日本人ゴルファ―にとってはゲンのいいコースだ。 《写真・昭和10年に米国遠征したオークモントにおける勢ぞろいした6人のプロたち。左から3人目が中村兼吉》
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