砂も積もれば・・・・ 番組名:ゴルフ温故知新

更新日(2009/12/24)

 アメリカのゴルフコース設計家ギル・ハンス氏(40歳)はアメリカの著名なゴルフコースの改造や修復を多数手掛けてきた売れっ子だ。先般、日本のゴルフ場の改造工事委嘱を受けて来日したが、いま日本のゴルフ場が直面している、いくつかの問題点について意見を述べていた。

 ハンス氏の主張とは『良いゴルフ場の条件は、基本設計に忠実であることが一番大切だが、日本のゴルフ場のいくつかは基本設計から著しく、ずれているコースが多い』ということだった。

 その顕著な例が『グリーンの造形の変化』にあるという。バンカーが近くにあるグリーンは、バンカーショットが度重なると、はねあがった砂が堆積して、グリーンの表面は盛り上がる。結果としてグリーンの有効面積が狭くなり、ホールを設定する範囲が限定される。グリーンの端にホールが設定されているとボールは転げ落ちる不安がある。『あのコースのグリーンは難しい』と悪評を買いかねない。いいショットでグリーンに届いてもボールが止まらないのはプレーヤーにとっては不愉快だ。

 ハンス氏はその点を鋭く追及して『グリーンの表面は平らであればフェアなゴルフができるはず』という。 グリーンの周辺については『深いバンカーの砂が正面に壁のようになっているのは本来の型ではない。グリーン寄りの壁は芝の生えたベロのようであるはず・・・』ともいう。いわれてみれば、゛グリーンのエプロン゛という用語は死語になっていた。

【写真・砂が積もったグリーン】