物知り歯科医の野草解説 番組名:ゴルフ温故知新

更新日(2009/01/14)

 東京・自由ヶ丘で歯科医院を開業している西岡富士雄先生(78歳)は、趣味のゴルフの分野で、コースに人知れず咲く野草の分類、その解説については本職もびっくりの知識がある。先頃、相模原ゴルフクラブで、会員を対象に『相模原コースに咲く野草』と題して小冊子にまとめた教材で講演した。西岡先生の趣味はカメラだが、以前、横浜の戸塚カントリー倶楽部の会報に10年余にわたり、コースの野草を写真に撮り、その花のいわれなどを連載した。

 今回は相模原クラブの春、夏、秋の季節ごとに分類した野草の代表的な写真20点を選び、解説文には咲いている場所も併記する念の入れよう。春はスミレ(菫)、シロヤマブキ(白山吹)、夏はノイバ(野茨)、テッポウユリ(鉄砲百合)、秋はキクイモ(菊芋)、ゲンノショウコ(現の証拠)のほか見過ごされ勝ちな小さな花を解説している。『ゲンノショウコは葉や茎を陰干しにして煎じて飲むと下痢が止まることで、この名がついた。生家にこの花が多く、食中り(しょくあたり)予防に飲まされた。この花を見ると母の面影が瞼に浮かぶ』と先生の人柄が滲み(にじみ)出ている一面も・・・。『相模原にはおよそ100種の花木があり、野草の種子は鳥たちが運んできたり、移植した樹木の根に着いてきたものです』と分析している。さて西岡先生のようにスコアを気にせず、時にはたくましく咲く野草に目を向けるゆとりが欲しいものだ。


【写真・野草を解説した手作りの冊子の1ページ】