ゴルフ場の温暖化対策 番組名:ゴルフ温故知新

更新日(2008/03/26)

 東宝映画で森繁久弥さん主演の社長シリーズや日本海軍を描いた『戦艦大和』『人間魚雷回天』のどの名作を世に送り出した映画監督の松林宗恵(まつばやししゅうえ)さん(88)=東京・世田谷区在住は、キャリア50年を超えるベテランゴルファーだ。昨年秋、烏山城CC(井上修理事長)会員の集いで、松林さんはゴルフ場から『有難うさん』『もったいない』『お蔭様で』という言葉を発信しようと、薀蓄(うんちく)を傾けた講演で会員に深い感銘を与えた。
 松林さんは烏山城CCの会員になっていることから講師に招かれたわけだが、話の内容は最近、日本人が忘れかけている日本古来の作法、正しい言葉遣いに焦点を当てたものだった。ベテランゴルファーからの提案として前記の三つの言葉をゴルフ場が発信し、感謝、節約、先達の恩恵を蒙っていることを認識しようと強調した。折しも地球温暖化防止が今世紀最大の問題になっている。松林流『もったいない』の発想から温暖化対策に眼を向けてみた。すると無駄が多いのに気づく。溶室、洗面所のタオルや化粧品は使い放題。公衆浴場のように自前のタオルを使ったらどうだろう。洗面所も同じ。芝管理の薬品もセーブしよう。だがベントグリーン以外は敬遠される。高麗芝なら管理費は三分の一で済むのに・・・。コースに少々雑草が繁っても条件はみな同じだ。節約でCO2の排出は幾分か抑えられよう。ケチな提案かな。世直しはゴルフ場から、と松林さんはゴルファーに訴えたかったのだろう。


【写真・講演する松林宗恵・監督=栃木県烏山城CCで】