あるチャンピオンの夢 番組名:ゴルフ温故知新

更新日(2007/09/05)

 昨年、関東ミッドアマ・ゴルフ選手権に優勝したたち舘秀樹さん(43=旧姓・高橋)は学生時代、専修大学のゴルフ部に在籍した。大学時代の実績を元同僚に尋ねたら『競技者というより裏方(ゴルフ部主務)としての働きが顕著だった』という。結婚後、学生時代の経験を生かして奥さんの実家にゴルフ練習場(エースゴルフスタジアム=水戸市加倉井445)を創設したところ、舘さんの腕前は上がり、会員になっている富士CC笠間倶楽部の倶楽部選手権の優勝に満足せず、中央の競技会に積極的に挑戦するようになった。昨年は関東の男子ミッドアマ(30歳以上)を制し、今年の日本アマ選手権(愛知CC)は14位タイの成績で予選をパスしてマッチプレーに進出した。

 しかし、夢は競技に勝つことより『ゴルフの伝道師でありたい』というのが本音で、二人の子供さんに競技者としての夢を託そうとしたら『高校生の長男は音楽に走り、しからば中学生の長女にゴルフを勧めたら受験勉強の方が大切よ』とあっさり拒否された。舘さんは、頭を掻いて苦笑いするのみ。

 しからば、近隣のジュニアに練習場を開放し、独特のカリキュラムに基づいた指導でゴルフの伝道師たる夢をつないだところ、昨年はこの練習場から日本女子アマチュア選手権に優勝した森桜子さん(扶桑)を輩出した。舘さん目下、自分のゴルフより国体の選手の強化に大忙しで『宝探しの毎日です』とジュニアの一挙一動に目を光らせている。



【写真・第二の森さんを目指すジュニアの練習に目を注ぐ舘さん=水戸市のエースゴルフスタジアムで】