更新日(2007/01/11)
仮処分を申請していたキャディ側は主張が通り目出度し、目出度し、といいたいところだが、果たして両者間でこれより先、円満解決の道を辿れるだろうか。ここが気になる。ゴルフ場側は『コメントできない』と不快感を唱えているが、むべなるかな、と思われる点がある。昨今、ゴルフ場のキャディは一般家庭の主婦によるアルバイトが主流で、全部とはいえないが専門職というにはほど遠い低レベルのキャディが多いのも事実だ。裁判所の裁判官、弁護士の先生方は原告側を専門職という言葉を使ったが、最近はかゆいところに手が届くような以前のような熟練者にはなかなか巡り合えない。裁判所の命令に対してゴルフ場側が『コメントできない』というのも配置転換の裏には技術面の欠如、経費削減を図った経緯があってのことだろうか。リストラに至らなかったのがせめてもの幸せだ。とかく申す筆者は昭和20年代の後半、ワンバッグを背負うキャディを数年間体験した。いまは機械力に頼れるから楽だ。1日の4バッグ担当すれば収入は1万円に届く。重いバッグを肩に背負うのは過酷な作業だった。日当は200円。悪天候などで"アブレる"(来場者がなく就業できない)と目土作業をこなして100円もらえた。キャディ経験者からみると、司法のキャディという職種に対する認識がやや不足という感は否めない。 |
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【写真は、昭和32年のカナダカップで活躍した日本人の女性キャディ。献身的な働きは優勝した中村寅吉に匹敵するほど有名になった。サム・スニードとキャディを務めた川目くら子さん(現姓・金子さん)】
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