スチールシャフトで甦れ! 番組名:ゴルフ温故知新

更新日(2006/09/25)

 東京・五反田のTOC(東京卸売りセンター)ビル屋上にあるフタバゴルフガーデン(電話03−3494−3600)のインストラクター能登(のと)和雄(かずお)さん(61)は、昭和52年にプロゴルフ協会のメンバーになり、以来30年間、アマチュアゴルファーの技術を指導するインストラクターをしている。能登さんの指導は体育大出身者らしく基礎体力の充実を図る厳格さに定評があり、遊び感覚のゴルフを嫌う。そんな能登さんは最近、体力の衰えが気になりだした。アイアンクラブの打球に勢いがなくなり、向かい風に負けるようになったからだ。

『毎日、体操をして体は鍛えている積もりなのに・・・』と悩んだ。そんな矢先、大相撲大関の小錦が現役時代、ゴルフのレッスンを受けていた風景を思い出した。大きな体で普通のクラブを振っている姿にアンバランスさを感じた。『そうだ』『通常の体力のあるゴルファーがカーボンシャフトのクラブを振るのはこの姿に似ている。象が爪楊枝を振っているようなもの。クラブが軽いからスウィングがルーズになっている』と気づき、以前使っていたスチールシャフトのクラブに目を向けた。

インターネットのオークションでプロギア『TR900―MD』(ヘッドは軟鉄鍛造品)を購入して使い始めたところ『弾道はカーボンと違うアークを描き、球の勢いが甦った』(能登さん)と活性化を図れたと明かしてくれた。それよりも能登さんが嬉しかったのは『グリーンに落下したボールがよく止まった』ことだった。『 カーボンシャフトはボールをはじく打ち方になるのでグリーンに落下してから転がりますね。乏しい経験ながら、カーボンとスチールの違いがつかめました』という。

カーボンシャフトのクラブは1本の重量が軽く、体を使った打ち方から手打ちのルーズな打ち方に陥る危険性が高い。弾道も違う。その点、スチールシャフトは体を大きく使ってスウィングをしないとて打てない。スチールは重いと敬遠することなく、一度お試しあれ、と能登さんはスチールシャフトで活性化を提案する。『案外あなたのゴルフのデッドロックを解決する糸口になるかも』と強調する能登さんは今日もレッスンに熱が入る。《プロギアTR900=ヘッドスピード46m/秒を中心とした競技志向者向け。軟鉄鍛造のヘッドにスチールシャフトを装着している。各ゴルフショップで発売中。価格は8本で160,800円》

【写真はレッスンに励む能登さん(左)=五反田のフタバゴルフガーデンで】