グローブの皮 番組名:ゴルフ温故知新

更新日(2006/05/24)

 いまやゴルフの手袋はプレーの上では必需品になった。ひと昔前までは手袋なんて気のきいた用品はなかった。大半のゴルファーは素手でクラブを握っていた。草創期のプロ、浅見緑蔵さんは手袋のない時代に『滑り止めに軍手をつかった』という経験をもっていた。なぜかというとその当時のグリップは皮まきだった。使い込むと皮は滑るのでやりにくかった。とくに冬場は困った。そこでふとした思いつきから古い軍手を使ったらこれが意外にも効果があった。以来、冬場になると軍手を使うようになったという。

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 グローブの素材は天然の皮革だったが、最近の商品は人工皮革が大半を占めている。手袋の出始めの頃はすべて天然皮革だったのはしっとりとしていて、よく手に馴染んだからだ。このように万人に愛された半面、水分や汗に弱いという欠点があった。素材はヤギ、羊などの皮が主たる材料だが近年は品薄だ。したがって天然ものは貴重品扱いになっている。だが化学の発達にともなって人工の皮が大量に出回りだした。ゴルフ界では靴、手袋、キャディバッグといった具合に人工皮革は多用されていて、今日のスポーツ用品業界は人工皮革全盛期になった。

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 天然の素材にこだわった高級シープスキン使用のグローブ『ツアーアクション グローブ』(ホワイト)が今月、クリーブランドゴルフから売り出される。この天然素材の良さは水分や汗などによる皮の硬化を防止しながら柔らかさを持続させるだけでなく、フッ素加工により高度な撥水性もあるという。メーカー希望小売価格は2,310円。人工皮革では物足りない方には使い勝手のいい商品だろう。サイズは22,23,24,25?の4種。手袋のサイズは手の平の一番広い部分の周りを測る。緩めの手袋はグリップとの間にずれが出て馴染まないから自分の正しいサイズを知ることが肝要だ。手袋にまつわる猛烈ゴルファーはプロの中村寅吉さん。『手袋なんて買えなかったから、滑り止めに電柱に塗るコールタールを塗りつけたものよ』 

 【写真は新発売のクリーブランド天然皮革の手袋】