タイトリスト創業者のこだわりは徹底した品質管理 番組名:ゴルフ温故知新

更新日(2006/01/04)

 創業者のエピソード

 タイトリストのゴルフボールは1931(昭和7)年、フィル・ヤングさん(1885〜1955)というゴムのリサイクル業社の手で創業された。ヤングさんがゴルフボールの製造に至った経緯が面白い。ゴルフが大好き人間のヤングさんはある日、 親友の歯科医とコースに出かけた。二人はベットをやりながらゴルフを楽しんだ。ところがヤングさんは最終ホールでよもや、 まさかのパットをしくじり一敗地にまみれた。自信満々で打ったボールが思わぬ方向にそれてしまったからだ。 ヤングさんは悔しさのあまり、そのボールを友人に頼んでレントゲン写真を撮ってもらった。 するとボールの芯が中心からずれていたのが分かった。ヤングさんは『そんなことだったのか・・・』とこれがきっかけで、 ボール造りに乗り出したのである。マサチューセッツ工科大学出のエンジニアだから製造はお手のもの。 かくしてタイトリストという性能のいいボールを世に送り出した。

  現在、タイトリストはアメリカのプロ界では絶大な信頼を受けている。 日本では今季プロ使用率は46.4%にのぼった、とアクシネットジャパン社が発表した。 日本のプロゴルフツアーではタイトリスト使用プロが合計15勝をあげる好調ぶり。 この数字はボールに対する信頼性が高いことを裏付ける。 最大の理由は『ボールの品質がいい』という点にあるようで、この企業の根底に流れているのは創業者の精神だ。 広報を担当する同社の若林桂さんは『製造過程で、ボールのセンターの狂いのないよう徹底した品質管理を行っています』 と説明している。厳しい検査に合格したボールのみが店頭に並んでいるわけだ。

『飛んで、止まる』というのがタイトリストの売りの言葉だが、止まるということが、このボールの良さを象徴している。〆

【写真はタイトリスト創業者のフィル・ヤング氏】