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大型球と小型球 番組名:ゴルフは時空を超えて

更新日(2016/02/02)

  日本のゴルフの黎明期は英国のゴルフを手本にしていた。ボールを打つ技術を始めとして規則、用具などなどすべて英国から知識、用具を輸入して普及してきた。だから日本のゴルフ競技は戦前、規則に従って英国サイズの球を使った。だが戦後は日本に進駐した米軍に接収されたこともあって英国流から米国流に姿を変えていった。その顕著な例は使用球だ。日本は草創期においては英国の規則を採用していたから戦前の競技はすべて小型球(イングリッシュサイズといった)だった。

    ところが昭和20年の終戦を境に、使用球が変わった。ご承知のように日本は戦争に負けて国土は連合国軍の統治下におかれ、日本の国土に進駐したのは米国軍だった。アメリカは世界に冠たるゴルフ王国で、日本に進駐した米軍は日本のゴルフ場を接収した。畑になっていたり、旧日本軍の陣地だった戦前からのゴルフ場は、瞬く間に米軍の手でゴルフ場に蘇った。

    日本のゴルフが再開されたのは昭和21年頃だが、ゴルフを統括するゴルフ協会の復活は昭和25年のこと。肝心のゴルフ規則はこの時、従来の英国規則から米国の規則を採用することに決まった。となればボールのサイズが変わって当然だ。しかしゴルフ界には家庭の事情がある。即座にというわけにはいかなかった。しばらくの間は大小サイズの併用時代が続いたが、昭和52年に日本オープンの使用球が大型球になり、平成2年に日本の規則は大型球を公認球とし、小型球の使用は禁止となって市場から姿を消した。
(ゴルフボールには規則の上で厳しい条件があり、現在の大型球のサイズの規定〜直径4.3mmより小さくないもの。重さは45gより重くないもの)

≪写真・近年の大型球≫