更新日(2021/06/22)
東京オリンピックの開会まで1ヶ月を切り、各競技種目の代表選手の選考がたけなわで、オリンピックの機運の高まりを感じる。それを物語るように、去る6月6日の陸上の男子100メートルに10秒を切る9秒95の日本新(山縣亮太)が出て大きな話題になった。オリンピックのゴルフは前回のリオデジャネイロ大会で約100年ぶりに復活したのは、記憶に新しい。それほど長く行われていなかったそのわけはゴルフ競技とは無縁の国がたくさんあり、オリンピックの趣旨に外れていたこともある。 今年の東京大会のゴルフ競技は、埼玉県の霞ケ関カンツリー倶楽部東コースで行われるが、同倶楽部でゴルフの国際大会が行われるのは1957(昭和32)年の第5回カナダカップ大会以来。 霞ケ関カンツリー倶楽部は1929(昭和4)年に開場した会員制のゴルフ場で、東西36ホールのコースがある。オリンピック会場の東コースは赤星四郎と藤田欽哉の設計だったが、数年前にオリンピック会場に決定してから2面グリーンを1面グリーンに改造された。古い会員たちは改造に反対意見だったらしいが、近代的なレイアウトを望む意見が強かったようだ。 新しい設計で注目されるのは10番のグリーンだろう。旧設計ではティから眺めて池越えの向こう側は小高い丘になっていて、1打でグリーンの乗せるのは高い弾道の弾が求められた。しかしグリーンの位置が低くなってしまって、古いイメージは消えた。以前は池のある日本庭園を連想させられるような設計だったが、改造後は、バンカーの大きい池越えのパー3のホールという印象だ。消えたかつての池越えのパー3が懐かしい。 《写真・改造された東コースの10番の全景》
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