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レーモンドの遺作、倶楽部ハウスの保存運動 番組名:ゴルフコース見聞録

更新日(2012/11/15)

 和7年5月、日本のゴルフがようやく戦前の隆盛期を迎えようとした頃だ。神奈川県の藤沢町(現在は同県藤沢市善行7−1−2)に会員制の『藤沢カントリー倶楽部』(18ホール)が誕生し、関東では一、二を争うチャンピオンシップコースとして脚光を浴びた。しかし、やがて戦時色が強まり、ゴルフは白眼視されるようになった。時の流れに逆らえず、このゴルフ場は1943(昭和18)年、日本海軍の横須賀施設となって消えた。昭和18年10月には倶楽部は解散した。
 戦後は神奈川県の用地となり、現在は県の教育センターとしてテニスコート、サッカー、陸上競技場などが地域のスポーツ愛好者に利用されている。
 ゴルフ場の用地は以前、横浜興信銀行が所有した約16万坪の広大な丘陵地で、昭和4年の暮れに横浜のロータリアンのサークルがここにゴルフ場造りを思い立ち翌5年には母体会社を発足させた。昭和6年に9ホールができ、同7年の5月に18ホール完備のチャンピオンシップコースになった。コースの設計は、時の名ゴルファー赤星四郎、六郎、田中善三郎のトリオ。昭和8年には日本プロ選手権、同13年には日本オープンの舞台になった。昭和9年には来日したホームラン王のベーブ・ルースがプレーしている。ここのシンボルは、世界的な名設計家アントニン・レーモンドが設計した南欧風の白亜の洒落たハウスだ。鉄筋コンクリート造、地下1階、地上3階、延べ床面積1400屬侶物は築80年になる。雨風に耐えながらも多くのスポーツマンが利用しているが最近は、ところどころに痛みが目立つ。
 そこで地元のゴルファー宮田英夫さん(藤沢市在住)が中心になり、多くの地元有志が集まり、残されたハウスをグリーンハウスと名付けて保存活動に熱が入る。善行雑学大学という名称の組織を結成して定期的にセミナーを開いたり、残された史料を展示したりしながら文化遺産としての保存運動を繰り広げている。
宮田さんは『せめて有形文化財として国の認定を受けたいものだ。もっと多くのゴルファーや有識者に呼びかけて認識してもらいながら保存を実現させたい。最近は老朽化が目立ち、気が焦るばかり』と気をもんでいる。プロゴルフ界は活況を呈しているが、日本のプロたちは文化遺産の保存には冷ややか。アマチュア界もさて、どうかな?日本のゴルフ界全体で考える問題だろう。
《全盛期の面影を留める南欧風ハウスの一部》〆