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富士CC夏の夜のお祭りは今年も大盛況 番組名:ゴルフコース見聞録

更新日(2011/09/14)

  岡県御殿場の富士カントリークラブ(橋本仁理事長)では、ことしも会員が中心になって企画する恒例の『ウエスタン ナイト イン富士』の催しが去る8月6日夜、御殿場市東山の同CCのクラブハウスに250人の参加者を集めて賑やかに開かれた。

参加者たちはこの日早朝からゴルフ競技会で日頃の腕を競い、夜は賑やかな音楽を聴きながら、地元産の食材を使った料理に舌鼓を打った。 この催しは今回で3回目を数え、会員の諸星裕(もろほしゆたか)さん(桜美林大学院教授)が率いる《諸星裕&The Timeless》のウエスタンバンド生演奏や有志によるやダンスありで、会員手づくりのバーベキュー料理がテーブルに並ぶなど、富士CCならでは夏のクラブライフの一ページを満喫したようだ。

富士CCは会員制のゴルフクラブで昭和33年夏の開場で、先頃、開場50周年を迎えたばかりだ。御殿場市にゆかりの石橋湛山氏(元総理大臣)のお声がかりで、地域開発をスローガンに掲げて創設されたゴルフ場である。

コースの設計者はアマチュアゴルフの大御所、赤星四郎氏。木造平屋建ての瀟洒なクラブハウスは建築界の巨匠アントニン・レーモンド氏。開場当初は起伏の大きい難コースだったが、巨額の費用をかけてコース改造が進み、乗り心地のいい乗用カードが導入され、近年は高齢者でも楽にプレーできるようになった。

ここの自慢は霊峰富士が目の前に広がる風景だ。コースのいずこにいても富士の綺麗な姿が眺望できるのが自慢である。東名高速道路が開通してから、一層便利なゴルフ場になり、加えてインターチェンジから5分も走るとクラブに着くことから東京から近いゴルフ場として脚光を浴びている。

今回の催しは会員限定に縛られず、ビジターも歓迎され、外部からの参加者も多かった。昨今、日本の会員制のゴルフ場はクラブライフを軽視の傾向が強い。だが、ここは独自の方策を打ち出しながら会員制クラブ古来の伝統をかたくなに守ろうとしているのは特筆ものだ。《写真・富士CCの夏の一夜風景》