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育てカブトムシ 番組名:ゴルフコース見聞録

更新日(2009/11/05)

 茨城県笠間市の富士カントリー笠間倶楽部でプレー中、クヌギの幹の根元に、カブトムシのつがいが留まっていたのを目撃した。ここのゴルフ場でカブトムシを見かけるのはめずらしいことではないが、スナップ写真に収めていたら、付き添ってくれたベテランキャディが『どうか、そっとしておいてください』と声をかけてきた。カブトムシは児童のみならず、大人まで捕まえたくなる。至近の例だと南米からの輸入ものが一匹、万単位のお値段で売られていたそうだ。まるで日本全国「カブトムシ狂(協)奏曲」だ。
 別のキャディはこう訴える。
 『コース周辺の樹木は風通しをよくするために、こんもりした木を剪定(せんてい)します。だがゴルフ場を住みかにしているウサギ、小鳥、昆虫にとってはいい迷惑のようです。木がすけすけになると、天敵のカラスから身を守る隠れ家がなくなるに等しい。時には烏にやられてしまう。間伐はいいが、芝の発育のために樹木を切るのは人間のエゴ。動物、昆虫を育てるために剪定を最小限に留める妙案はないものでしょうか』
 戦前、戦後を通じて日本のゴルフを国際的に育てた小寺酉(ゆう)二氏(日本ゴルフ協会元専任理事)は、いくつかのコースの設計を手がけているが、樹木の伐採には神経質だった。
 『木は伸びるのは当たり前だ。邪魔になるなら、当たらないように打ちなさい。それもゴルフだ』と自然流を好んだ。さて、見かけたカブトムシはいつしか姿を消した。元気で子孫繁栄に励んでもらいたい、と祈る気持ちだった。


【写真・樹液にたかるカブトムシのつがい】