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関東女子学生春季対抗戦Aブロックの大波乱 番組名:我、アマチュアナリスト(アマチュアゴルファー奮戦記)

更新日(2014/06/06)

中央学院大が首位を守って初優勝

      常勝、日本大学がBブロックに転落

  大学ゴルフの主要競技である関東女子大学春季対抗戦の各ブロック戦の最終日が6月5日、茨城県のフレンドシップCC(6,178ヤード=パー72)で行われ、Aブロックは中央学院大学が2日間のチームスコア593(第1日〜284、最終日〜309)で2位の早稲田大学に14打の差をつけて1995年、Aブロックに昇格以来初優勝を飾った。

 中央学院大学は第1日、2年生の間取千尋が―3の69で回ったのを筆頭に1年生の3人が大健闘してトータル284で追う早稲田大学に13打の大差をつけて首位に躍り出た。最終日はどう首位を守るかにかかったが、前日、首位躍進の原動力になった間取が崩れたのに対して1年生の金沢志奈がイーブンの72をマークし、続く2人も手堅くスコアをまとめて、逃げ切りに成功して、初優勝に結び付けた。

  2年生が主力の早稲田大学は最終日、いまひとつスコアをまとめ切れず、中央学院大に差を1打広げられた。
  応援に駆け付けた細川力・前監督は『1年生の健闘が素晴らしかった。私の時代にAブロックに昇格したが、それには比較できない喜びです』と記念写真に収まっていた。河内喜文監督は『勝因はズバリ、チームワークの良さにあったと思います。団体戦ですから大会前からチームワークの重要さを説いてきました。それを彼女たちが実行してくれたまでです。最初から優勝を狙っていました。この調子で全国大学対抗戦に臨みます』と早くも全国大学ゴルフ対抗戦(男女とも6月17、18日〜小樽CC)にターゲットを絞っていた。

  中央学院大学の躍進の陰で、常勝、東北福祉大学が4位、日本大学は来季Bブロックに転落という大波乱があった。両校ともかつての主力を卒業で失い、戦力の低下は免れないところだが、逆に優勝した中央学院大学に見られたような堅固なチームワークの妙は見当たらなかった。大学のスポーツはチームワークが大切だ。大学の主たる競技は団体戦だが、ゴルフは個人戦が多く、団体戦は少ない。 そこを見越してチームワークの重要性を訴えてきた監督の手腕の勝利ともいえないだろうか。大学スポーツの団体戦は、母校愛の精神の涵養に役立つはず。

各ブロックの成績は、こちらをご覧ください。

《写真・初優勝に喜ぶ中央学院大学のメンバーたち〜5日、フレンドシップCCで》
中央は中島敬夫関東学生ゴルフ連盟会長    

 

註)
関東女子大学の対抗戦は1校から5人が出場し、2日間で36ホールをプレーし、1チームのベスト4のストロークの合計で優劣を決める団体戦(エントリーは1校6人まで)。 前季の成績によって加盟校はAからDの4ブロックに区分され、各ブロックで最下位になると次季はその下部のブロックに落ちる。各ブロックは6校で構成されている。最下部のDブロックのみは現在8校で構成されている。