更新日(2012/08/16)
本来なら、記念すべき年度に当たるので、華々しく記念大会としてゴルフ界にアピールしたいところだが、学生の競技ということで、特別な祭典は計画せず、例年通り粛々と行われた。 男子の大会の創始は1953(昭和28)年、まだ戦争の傷跡が残り、食も十分でなく、街には日本に駐留する米兵の自動車が行き交い、ゴルフ場は米軍に接収されたところが多かった。そんな混迷な時代に、早稲田大学の学生だった金田武明さん(故人)が友人たちにゴルフをやろう、と呼びかけ、数人のグループでゴルフをやった。やがて連盟を作って競技会をやろうというという話に発展し、朝日新聞が連盟結成を後押しした。昭和28年の7月のこと。その年の7月、千葉県の我孫子GCで戦後、初の学生ゴルフ競技の開催が実現した。この時、朝日新聞社から優勝カップの寄贈を受け、今日まで受け継がれている。歴代優勝者の名を刻むネームプレーは、本来の台座には張りつけられているが、時代の流れとともに貼るスペースがなくなり、台座を一段付け足したほどで、学生競技の歴史の重さを感じさせる。 一方、女子の競技は1958(昭和33)年、慶應と成城の対抗ゴルフが女子学生による初の試みだった。翌34年、関東女子学生ゴルフ競技(東京中日新聞主催)が東雲GC(現在は有明テニス公園)で開かれ、これを契機に各大学のゴルフ部の門を叩く女子が増えた。女子学生ゴルファーの増加に呼応するように関東学生ゴルフ連盟は、正規の競技会を開こうとする機運が高まり、1963(昭和38)年、関東学生ゴルフ連盟の主催で関東女子学生ゴルフ選手権が産声を上げた。現在、両選手権は関東学生ゴルフ連盟に主要競技に成長した。本年の関東学生連盟の競技は、還暦と半世紀という記念すべき年を迎えた。
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