更新日(2011/07/07) ロイヤルメドウGSに残る関東プロ熱戦譜
栃木県の芳賀郡にあるロイヤルメドウゴルフスタジアム(旧名・ロイヤルメドウGC〜18ホール・(株)武蔵野=安田定明社長)正面フロントの壁に、かつてゴルフ界の話題を集めていた関東プロゴルフ選手権の熱戦を物語る大きなパネルが展示されている。お気付きだろうか。だが、ここを訪れるゴルファーは余り目を向けないが、実はこのシーンこそ日本のプロゴルフ史にとって重要な1ページなのだ。
残念ながら関東プロゴルフ選手権はいま、行われていないから無関心なのは当然かもしれない。かつては日本のプロゴルフの屋台骨を支えた浅見緑蔵、安田幸吉、中村寅吉、小野光一、石井朝夫、陳清波ら。最近では青木功、中島常幸、尾崎将司といった関東育ちの強豪プロたちが目の色を変えて挑戦した由緒ある選手権だった。1931(昭和6)年の創始で、1990(平成2)年、56回目を以って古い歴史の幕を、ここで(ロイヤルメドウGC)で閉じた。プロ競技スケジュールの過密化と高額賞金がかかる他のトーナメントに押し切られた形になって姿を消した。 主催は関東プロゴルフ協会(現在は日本プロゴルフ協会に統合)。いわば関東のプロたちによる手造りの競技で、協会の主催ということで権威ある選手権競技だった。 関東プロゴルフ協会はアマチュアの名ゴルファーといわれた赤星四郎を中心に当時、アマチュアの大御所たちがプロを育てようとした親心の結晶ともいうべき組織だ。創始から戦後しばらくはマッチプレーで優勝が争われ、昭和30年度の大会からマッチプレーが姿を消してストロークプレーに変わった。最後の選手権は中島常幸が飯合肇、中山徹らに競り勝ち、通算3度目の優勝を飾ったが、ロイヤルメドウGSは、いまに残る貴重な写真とプロゴルフ史の一端を後世に伝える大役を担っている。このコースは最近、話題の石川遼君をキャラクターに起用し、ジュニア育成に力を注ぐという。 《写真・1990年の関東プロ選手権クライマックスのシーン〜ロイヤルメドウGS・18番》
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