去る8月23日、関東女子倶楽部対抗競技が埼玉県・狭山GCで行われた。参加は1都10県のブロック予選を勝ち抜いた39倶楽部156人。18ホールストロークプレーで優勝が争われた。
予想通り埼玉県の霞ヶ関CCが他倶楽部を寄せつけず、チームの合計ストローク307打(1チーム4人出場してストロークの合計で争う)で栄冠に輝いた。
関東女子の倶楽部対抗は、関東ゴルフ連盟が創設75周年を記念して創始された競技で、昨今の女子ゴルファーの普及ぶりを裏づけるように、ブロック予選には180倶楽部、900人が参加した。
本戦優勝の霞ヶ関CCは埼玉のブロック予選から無敵振りを発揮した。その強さを支えたのは本戦における矢嶋智都子さん・矢嶋里菜さん。淺川洋子さん・淺川弘子さんという2組の親子でチームを形成していた点だろう。しかも2組の母娘とも学生ゴルフの出身で、矢嶋母は聖心女子大OG。昭和50年の日本女子学生選手権に優勝。娘の里菜さんは聖心女子大ゴルフ部で活躍し、今回の予選、本戦ではベストスコアをマークする大健闘だった。
一方、淺川母の洋子さんは日本女子大ゴルフ部OG。娘の弘子さんは慶應義塾大ゴルフ部のけん引役だった。チームワークよし。団体戦の試合運びなど他倶楽部に見られない長所をもっており、学生時代の経験を存分に生かした会心の勝利だったといえよう。チームのまとめ役矢嶋母は『倶楽部から大勢の方が応援に来てくださり、責任を果せてほっとしています』と顔をほころばせていた。この日、会場の狭山GCには出場した倶楽部関係者、家族など1000人を超える観戦者が詰め掛けた。
【写真・倶楽部旗を掲げて喜ぶ霞ヶ関CCチーム〜関東ゴルフ連盟広報委員会提供】
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