更新日(2007/08/27)
ツバメはキャディマスター室前のバッグ置き場の天井に巣をつくり、益鳥ながら排泄物を容赦なく床に落としたが、倶楽部の従業員は来場者に不快感を抱かせないよう連日、床の清掃に追われた。会員たちも『雛はかえったの?』とキャディマスター室の前の天井を見上げて、ツバメの子育てを見守った。 ここでは数年前、雛を返していた親ツバメがからす烏に襲われる事件があった。卵を盗まれた親ツバメは狂ったように泣き叫んだ。その事件以来、ツバメは遠ざかったが、ここ一、二年は恒例のように子育てのために帰ってくるようになった。 今年は『邪魔者は外!』とばかり、従業員が烏対策を講じた。ツバメの巣の周辺に天井から紐をたらす簡単ながら特殊装置を施した。天井からつるした紐がゆらゆらと風になびくと、烏は恐れて寄りつかないらしい。ツバメは子育てに安住の地になったとみえ、今年は巣の数が例年より多い。従業員が考えた省エネ、元手要らずの妙手にツバメは快適環境で子育てを終わり、やがて南の国へ飛び立つだろう。
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