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敗戦による連合国軍の進駐とゴルフ場 番組名:ゴルフは時空を超えて

更新日(2015/08/09)

  1945(昭和20)年8月15日、太平洋戦争に敗れた日本では、その日の正午からラジオで重大放送があるから、聞くようにとう地方自治体から通達があった。その日に限って警戒警報もなく、空襲警報もなく、暑さは厳しかったが、平穏な日だった。正午の時報に続いて天皇陛下(昭和天皇)の声が流れた。雑音が混じって聞きにくかったが、戦争が終わったということだけが鮮明に伝わった。

  この年の夏、8月30日、連合国最高司令官、65歳のマッカーサー元帥が厚木基地に舞い降りた。9月2日、東京湾に浮かぶ戦艦ミズーリ―号の艦上で降伏文書の調印が行われた。9月8日、代々木の練兵場(現在はNHKの施設がある)に米軍の騎兵第一師団が集結した。

  その頃、関東各地にあったゴルフ場は、食糧増産のために畑になっていた。やがて米軍が接収に乗り出す。東京近郊では霞ケ関CC、東京GC、小金井CC、程ヶ谷CCの各俱楽部。一番早く接収されたのは霞ヶ関CCで同年9月23日には米第5航空司令官の手で『コースを接収する』エンピツ書きのメモが玄関に張られ、これで万事休す次第になった。

≪写真は米軍に接収された霞ケヶ関CCの現在のクラブハウス正面≫〆