■■ ゴルフ情報総合サイト ■■
ゴルフを楽しむコンテンツが満載! |
---|
更新日(2019/01/25) ゴルフをテーマにして学術論文を書き上げ、学術博士号を授与された坂本公紀さん(75、広島市在住)夫妻の論文がこのほど書籍に纏まり、それを記念する会合が先日、東京・霞ケ関ビルの霞会館で開かれた。ゴルフをテーマに取り上げた学術論文は珍しく、日本の学術界ではゴルフの博士号は初めてのことではなかろうか。 博士号は平成23年9月、広島大学院総合科学研究科総合科学専攻のものである。坂本さんが学術論文の研究を思い立ったのは10年以上も前に遡る。ご子息の公樹君はゴルフを愛好し、ゴルフにゆかりのある企業に就職してゴルフを生涯の友と決めていた。ところが不幸にして事故に巻き込まれ、若い一命を落とし、見果てぬ夢になった。ところが父の公紀さんが不憫の念に駆られ、公務員の職を辞して広島大学大学院に入学して10年余研究に取り組んだ。その間イギリス、中国を訪れ、国内では神戸、長崎、東京にある古いゴルフ倶楽部を歴訪し研究を続けて論文にした。冊子はA4判270ページを超える大作で、材題は『東京ゴルフ倶楽部の設立と展開』で、創始以来100年を越えた東京ゴルフ倶楽部の創立から100周年に至る間の流れを纏めている。東京ゴルフ倶楽部は日本人の手で創立された日本人のためのゴルフ倶楽部で、日本のゴルフの始祖的な存在である。 この日の会合には、東京ゴルフ倶楽部会員有志やゴルフ関係者が集い、坂本さんご夫妻に祝福の言葉を贈った。 《写真は公樹君の遺影を前に、謝辞を述べる坂本夫妻》
|