更新日(2018/03/30)
藤井義将氏は数年前に他界しているため、ご子息の藤井久隆氏(麻生飯塚GC支配人)が代理で出席し、金井、吉川の両氏も元気な姿を見せた。 藤井氏は昭和46年、日本オープン選手権の優勝を始め数々のプロシニア競技に勝っている。プロの振り出しは福岡の和白でプロ入り後、埼玉県の霞ケ関CCでは当時としては異色のトーナメントに専念するプロとしての契約を結び、関東を舞台に活躍した。 金井氏は近年、健康を害したためプレーから遠ざかっているが昔ながらの笑顔を見せた。雪国・新潟の出身で高卒後、東京・秋葉原の電気店に就職したが、たまたま会社のビルの屋上にゴルフの練習場があり、社長の手引きでボールを打ったのがきっかけになって独学で履修しながらプロを目指した。日本プロゴルフ選手権を始め草創期の日本シニアオープン選手権では3連勝という金字塔を打ち立てている。 紅一点の吉川さんは北海道・定山渓の出身。滋賀県の皇子山CCにキャディーとして就職し、退職後ゴルフを履修しながらプロを目指した。1972(昭和47)年にプロテスト競技に合格し、現役時代には日本女子オープンを始め計29競技に優勝している。細身の体ながら粘り強いゴルフを展開する姿から『おしんプロ』というニックネームがついた。 表彰を受けた3人は会場を埋めた数百人の参列者に向かって壇上からそれぞれが感想を述べたが3者とも感極まって言葉を詰まらせる場面があった。金井さんは『有難う』と大声で叫んだ後、プレゼンターの青木さんに抱き着くように泣き崩れ、参列者の涙を誘った。3者とも『ゴルフのお陰です』とゴルフ礼賛の言葉を連発していた。 《写真・第6回日本プロゴルフ殿堂顕彰者の表彰式風景、壇上から謝辞を述べる吉川なよ子さん、右はプレゼンターの青木功さん》
|