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更新日(2013/05/31) 戦前派のプロゴルファー鈴木喜三さんが、この春、満90歳を迎え、親しいゴルファ―仲間たちが集まり、お祝いの宴を開いて鈴木さんを激励した。鈴木さんは東京都世田谷区の(当時は東京市荏原郡駒沢村)の生まれ。東京ゴルフ倶楽部がまだ東京・駒沢にあった時代に、ここのキャディとして働き出した。戦後間もなく、サラリーマン生活を送ったが、やがてプロになり、川崎国際CC(現在は川崎市生田緑地公園)の専属になった。関東プロ選手権など多くの競技に出場しているが、1957(昭和32)年の関東プロ選手権では、ホームコースの利を存分に生かしてマッチプレーの2回戦に進出したのがハイライトだろう。川崎国際CCのコースは起伏が激しく、日頃から慣れ親しんでいるコースで、鈴木さんは先輩の寺島繁蔵さんとともに実力を発揮して大活躍したわけだ。だが鈴木さんは競技者というより、会員の技術指導するレッスンで抜群の信用があった。所属先の川崎国際CCは都心から比較的近いゴルフ場で、会員の中にはジャーナリスト、文化人、財界人が多く、レッスン上手の鈴木さんは、柔らかい物腰、丁寧な対応で人気者だった。 今回のお祝いの会は、長年レッスンを通じてご縁の深い大場健司氏(東京ゴルフ俱楽部会員)を中心に企画され、鈴木さんにゆかりの深い大場家のみなさんや交流のあるゴルファーが集まった。鈴木さんは夫人を伴って出席し、長寿の幸せを噛みしめていた。 駒沢会(東京ゴルフ倶楽部出身プロの親睦会)2代目の会長を務めている。戦前、駒沢から約50人のプロが出ているが、鈴木さんは数少ない元気なプロの一人である。 《写真・笑顔で談笑する鈴木さん夫妻〜大場健司氏提供》
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