更新日(2009/11/26)
石井さんは昭和20年代の終わりから昭和40年代後半にかけ、一世を風靡(ふうび)した名プロだ。国内では読売プロゴルフ選手権、関東オープン選手権、ゴルフ日本シリーズを制し、海外においてはアジアサーキットゴルフでマレーシアオープン、キャピトルヒルズ(マニラ)に優勝し、マスターズトーナメントには3回も出場した“つわもの”である。 『お礼奉公』と石井さんはさりげなくいうが、練習場の経営者だった松島杲三(こうぞう)さん(平成8年没)は石井さんにとっては大恩人である。戦後間もなく、石井さんは勤務先のゴルフ場でリストラに遭い職場を失った。同情した松島夫妻は若い石井さんに援助の手を差し伸べ2年間、一室を無償で提供した。松島さんは昨年秋、鬼籍に入った。『今日あるのは松島さんのお陰・・・』と練習場の看板プロとして86歳の今日も現役だ。 |