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乗用カートに小型キャディバッグを搭載する訳 番組名:ゴルフ温故知新

更新日(2011/01/12)

 名プロゴルファーだった安田幸吉さんの力作といわれる千葉県の夷隅(いすみ)ゴルフクラブ(昭54年開場、27ホール)の乗用カートの後部には、小さなキャディバッグが1本ぶら下がっている。

最初は『なんだろう』と不思議に思ったが、カートがグリーンに近づいて分かった。

キャディがプレーヤー全員のパターを始めウエッジの類をその小さなバッグにまとめて入れ、グリーンに立ち、旗竿に付き添ってくれた。

  そのキャディがいうには『遠くからグリーンに乗ったように見えても、勢いが強ければこぼれることもあります。そんな時パターでは打てないから、他のクラブが欲しくなります。しかしカートは遠くに行って止まっているから、取替えは難儀です。やむなく手持ちのパターで打つという悔いの残るプレーを経験なさった方は多いはず

  そこでグリーンに近づいたら、アプローチで使うであろうと予想してウエッジの類を余分に運ぶという気の効いたサービスを実施しているというわけだ。

  そのキャディは『必要と思われるクラブを全部バッグに収納していてもグリーン上では両手が空いているのでボールを拭いたり、ボールマークを修復する作業が楽です。お客さまが悔いのないプレーに専念していただくためのサービスの一環です』と説明してくれた。

  グリーンに乗ったと見ても、ボールがエッジかかっているとパターでは打ちにくい。そんな時、7番アイアンが欲しいと思っても、バッグを積んだカートは、はるか向こうでは取り替えられないのは乗用カート使用コースではままある。

いいアイデアだ。

  千葉夷隅ゴルフクラブは、アクアラインの通行料の値下げで東京、神奈川県在住のゴルファーは利用しやすくなった。

横浜、品川からバスを利用すれば1時間足らずで袖ヶ浦バスターミナルに到着し、後はクラブバスがコースまで運んでくれる。

<コース所在地>千葉県夷隅郡大多喜町板谷
< 電   話 >0470−83−0215

《写真・千葉夷隅ゴルフクラブの小型バッグを搭載した乗用カート》