Golferweb
■■ ゴルフ情報総合サイト ■■
ゴルフを楽しむコンテンツが満載!
 アプリ/コンペはリビングで参戦!
 
 


変だよ、キャディの旗持ち 番組名:ゴルフ温故知新

更新日(2010/01/14)

 最近、あるゴルフ場でプレーした折、パッティンググリーン上で旗持ちをしてくれたキャディの持ち方に疑問を感じた。旗竿を斜めに倒して、先端の旗が風になびかないよう手でつかんでいた。旗竿が斜めになっているのに戸惑いを感じたのだが、さらにホールの端を傷つけないだろうか、とこちらも気になった。

 旗竿はホールの目印である。常識として旗は垂直に立っているから、プレーする側も垂直が当然と認識している。ところが、最近、パッティングに入る際、旗に付き添うキャディが旗を斜めに倒して持つゴルフ場が増えた。旗竿に付き添うのは、打ったボールが旗に当たると2打の罰になるので事前に取り除くためだ。だが『斜めに立てられているのは戸惑う』と不満を唱えるベテランゴルファーの声もある。

 旗竿を斜めに持つ光景は、アメリカのプロのツアー競技を伝えるテレビの映像でよく見かける。旗が風になびく音で、集中力が緩慢になるのを避けるためだろう。その影響を受けてのことか。それとも日本のキャディの独習なのか。

 当方がキャディをやった時分は、直立不動の姿勢で、旗竿は垂直にして付き添うようにと教えられた。旗竿を持つ右手(光線の関係で左手の場合もある)を真っ直ぐ地面と並行に伸ばした。パッティングラインに対して直角に立てる。これが旗竿に付き添う基本だった。新入キャディを教育する指導者たちに、キャディの経験がなく、日本本来の基本姿勢を知らないから斜め持ちが横行するのか。邪道と思うが・・・。

【写真・昭和30年代の競技風景。キャディの姿勢がいい】