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天国からUターンしたゴルファーの忠告 番組名:ゴルフ温故知新

更新日(2008/07/09)

 千歳グループ(千歳商会、千歳海運ほか4社)の代表・笹野忠さん(64)は、会員になっているゴルフ倶楽部の会報に脳死体験談を寄稿した。ゴルフを長く続けるためには、無理をせず、絶えず健康に注意しましよう、と訴え話題になっている。
 笹野さんは大学を卒業して銀行勤務を体験。その後、父親の会社(千歳海運=昭和23年、好男氏が創業)に転じ、得意先の接待役を仰せつかった。得意先との会食、ゴルフの多い日が続いた。昨年暮れ、忘年食事会でワインを飲み干したところ急に辺りが暗くなり、意識を失った。気がついたら病院のベッドで心電図、点滴の処置でガリバー状態だった。医師の声で意識を取り戻した。まさに、一瞬、来世に『逝(ゆっ)て居た』のだといわれた。
 幸いにも笹野さんは臨死経験をちょっぴり味わった末、現世にUターンできた。召されずに済んだ要因は『8尽くめの縁起のよさがあった』と後で考え、強運を喜ぶ。病院の受付番号が88番、倶楽部のロッカー番号も88。誕生日が8月8日、倒れた日の食事の払いが8888円。入院を機にあごひげを蓄え時々、手を当てながら『健康第一』と自戒する。
《高い山の頂から地平線に朝日が昇る前、真っ暗の端は曙色になりつつ、雲にオレンジ色の光りが走り・・・(中略)。体がとても軽く、肩こり、筋肉痛などすっ飛んでしまい、空中に浮いている感じ》というのが、天国を垣間見た笹野さんの印象記だった。


《日刊工業新聞掲載》

【写真・千歳商会の役員室で天国からのUターン体験を語る笹野氏】