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練習場と実戦の違いをどう埋める |
番組名:ゴルフ温故知新 |
更新日(2007/03/08)
日本の女子プロが世間から注目され始めた昭和40年代から50年にかけ、樋口久子(現日本女子プロゴルフ協会長)、佐々木マサ子、大迫たつ子らに伍して大活躍したとりやま鳥山ゆきこ由紀子(59)=写真=を知るゴルファーは多いはず。彼女が第一戦から退いて久しいが、横浜市のウィンズラジャ戸塚(横浜市戸塚区上矢部町)のセカンドステージでレッスンプロとして活躍している。
鳥山さんがプロになったのは71(昭和46)年、神奈川県の湘南CCからプロテスト競技に合格した女子プロの8期生である。『原子力船を眺めながら学校に通った』という青森県むつ市の出身、集団就職でゴルフ場のキャディになり、生来のスポーツ好きが高じてプロになった。競技面ではツアー優勝が5回。プロになって4年目の74(昭和49)年に最も華やかな活躍をした。
ゴルフ場から練習場へと職場を変えた鳥山さんは『私はゴルフ場育ちですから練習場のレッスンは未熟で毎日が勉強です』と謙虚に語るが、湘南CC時代に学んだ人をそらさない対応、丁寧な言葉遣いは年期が入っている。茶髪、ピアスをした現代風の若いプロとは一味違う。こんなことから女性客の信頼が厚く、『親切に対応してくれるから』と教えを請うゴルファーは多い。
『練習場とコースのギャップをどう埋めるか。ここにレッスンのポイントがあります』という。なるほどマットの上からボールをうまく打てても、コースでうまく打てる保証はない。鳥山さんはこんな課題解決に取り組んでいる。
【ウィンズラジャ戸塚】新感覚の総合スポーツ施設。ゴルフ(183打席、250ヤード打ち放し)を中心に地下1500mから汲み上げた温泉、フィトネスと三部門の施設で構成され付帯施設としてレストラン、駐車場が完備している。(電話:045-810-5151)
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